【<HIV感染>再び増加 4~6月、過去2位の276人】

厚生労働省のエイズ動向委員会は19日、4~6月のHIV(エイズウイルス)新規感染者が、四半期ベースで過去2番目に多い276人に上ったと発表した。過去最多は昨年10~12月の277人。今年1~3月は約1割減ったが、再び増加に転じた。新規のエイズ患者は過去4番目に多い109人だった。

新規HIV感染者の感染原因のうち、最も多いのは同性間の性的接触で、異性間は2割以下だった。しかし、新規エイズ患者では異性間が5割を占めており、感染した段階で適切な治療を受けていないケースが多いとみられる。また、エイズを発症するのは約半数が40歳以上だが、30代も45人と1~3月より5割以上増えており、厚労省は「若年層への検査と治療の促進が不十分」と分析している。

引用:http://aids-hiv.jp/news/post-10.html

【エイズの感染源、中国本土の売春婦が「最も危険」―香港】

2008年8月8日、中国新聞網によれば、香港衛生予防センターが「中国本土の売春婦との性行為が、香港人にとってエイズウイルスに感染する危険性が最も高い」との警告を発表したと、香港の「星島日報」が報じた。

衛生予防センターが1995~2002年に性病で診察に訪れた約15万人のデータを分析し、その研究成果を「香港医学雑誌」に発表。研究によれば、その中から160人以上のエイズ患者の病歴を調査したところ、大部分が男性患者だということがわかったほか、60%の人が売春婦と性交渉を持つ関係にあり、 56%の人が最後に行った買春の相手が中国本土かマカオの売春婦だったことが判明。 【その他の写真】

過去3か月間で常にコンドームを使用していた人はわずか29%にすぎず、41%の人は行為の途中から使用、30%の人はコンドームを一切使用していなかったこともわかったという。

研究ではさらに、中国本土で行う「行きずりの性行為」がエイズウイルスに感染する危険性が最も高い」と指摘され、香港人が中国本土での性行為にコンドームを使わないことがエイズ感染の拡大に大きくかかわっているとし、安全な性行為の知識を周知させる必要性が指摘されている。

引用:http://aids-hiv.jp/news/post-7.html

HIV:感染者「障害者雇用促進法の対象」 官公庁、2割知らず

官公庁の人事担当者の2割以上が、HIV(エイズウイルス)感染者は障害者雇用促進法の対象であることを知らないことが、薬害エイズ被害者らで作 る「はばたき福祉事業団」のアンケートで分かった。結果は今月27日に開かれる就労支援のシンポジウムで発表するが、シンポを後援している厚生労働省から は回答が来ないという有り様で、主催する事業団は「意識が低すぎる」と嘆いている。

HIVは98年に身体障害に認定され、約8800人が障害者手帳を持っている。事業団が今年7月、中央省庁と都道府県など約150の官公庁に初調 査したところ、回答した48団体のうち11団体(23%)は、HIV感染者が障害者の法定雇用率(国や地方自治体は2・1%)の算定対象であることを「知 らない」と答えた。【清水健二】

毎日新聞 2008年10月15日 東京朝刊

http://mainichi.jp/life/job/news/20081015ddm041040122000c.html